拝啓、大根さま。

昨日、調理方法を変えると

同じ素材でも

身体の受け止め方が違うっていう事を

書きましたが

その流れで
前夜、ある方とのフェイスブックのやり取りで
はた、とあることに気付いてしまった。

私は
私は・・・・・
大根という多くのニホンジンにとって

超定番中のド定番ヴェジタボー（vegitable)に

私は何度救われただろうか

という事を！！！

今回はその第１弾のストーリー。

自然栽培に出会い、

野菜の感動的な、奇跡的な美味しさに

何度も打ちのめされているうちに、
忘れていた

ある意味原点の原点・・・かもしれない。

人生でたった一度

物凄く貧乏をした時代。
冷蔵庫や洗濯機を買うお金もなく

ってことはもちろん

食べ物を買うお金もなく(改めて文字にするとスゲーな(笑)）
なけなしのコインをかき集めて

駅前に引き売りにやってきた野菜の中から
一番デカい大根を1本。

猫の額より狭いんじゃないかっていうキッチンには

なけなしの醤油と塩と油だけ

（思い返すのも悲惨だ！！！）
獲れたての大根はわっさわさに葉っぱが茂っていて
命全開！！！の輝き。

その輝きに夢中になって

生唾ゴクゴクしながら

猫の額キッチンでアクロバティックな動きで

調理すること数十分

皮と葉は醤油炒め

本体は千切りにした塩スープと

厚切りステーキ

大根だけで何たるご馳走！！！！
大根万能伝説！！！
大根様万歳！！！
惨めな生活に自分を追い込んだ自分の惨めさの涙で
ちょっぴり塩味をいい塩梅で増やしながら

かみしめるように頂きましたとさ。
あの味は・・・

一生忘れないなぁ・・・